山梨学院高等学校の生徒が中国伝統の「中国武術/気功」を堪能
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山梨学院大学孔子学院は10月11日、系列校である山梨学院高校において中国悠久の歴史を持つ「中国武術/気功」の公演を開催しました。2019年に開設した本孔子学院は翌年4月から山梨学院高校の進学コースの生徒を対象に週2回「中国語」授業(正課)を行い中国語や中国の文化?芸術などへの理解をさらに深めるための活動を積極的に行っています。これまでにも年一回、中国文化イベントを実施してきました。1年目は「楊琴」、昨年は「変面/京劇」、3年目の今年は、著名な中国武術家であり、現在、日本国内で活躍している李志明老師を招き、「中国武術/気功」の秘技を披露。
公演は、山梨学院高校体育館でコロナ感染防止のため2回に分けて実施されました。
公演に先立ち山梨学院高校の吉田正校長は「このイベントは君たちに中国の文化を知ってもらうために設けました。君たちの文化(日本の文化)は中国の人たちも学んでいます。私は中国の高校を訪れた際、校内に日本の物が数多く置いてあるのを見ました、中国の高校生たちは、それらを見て日本について学んでいました。君たちのことを知ろうとする学校もあるし、逆に君たちにも中国のことを深く知り、中国の人たちと仲良くしたいという思いはたくさんあると思います。中国から伝えられたもの、逆に日本から伝えたものもたくさんあります。お互いにそういうことを知っておくことが大事です。この機会にぜひ中国4000年の長い歴史の中から生まれたものを知る機会として楽しんでください」と挨拶。
公演の前半は刀と鞭の両方の武具を使った「刀里鞭」、次におなじみの太極拳のゆったりした優美な動きの中に剣を取り入れた「太極剣」。続いて縄と短剣を操り敵と戦う「縄縹」という3つの秘技を披露。目の前で繰り広げられる技に、生徒は固唾を飲んで見入っていました。後半は、心身のバランスを図る方法として日本人にも広く知られる「気功」の実演。気功と武術を組み合わせた技では、生徒をステージ上に登壇させ気功の技を体験、会場を沸かせました。さらに李志明老師の指導により、その場で全員が参加し、気持ちを整える「気功法」を伝授。参加した生徒たちは中国文化の奥深さの一端に触れ、とても貴重な体験をすることができました。
終了後、挨拶に立った本孔子学院の熊達雲学院長は「今日は短い時間でしたが、今までテレビや映画でしか見られなかったものを現場で見て、皆さんはそのパワーを感じたと思います。今年は中日国交正常化50周年になります。これからも中国と日本はさらに密接に付き合い、お互いにその文化を知り、相互理解を深め、両国の平和と友好?発展のために一緒に頑張っていきましょう。と締めくくりました。
終演後、李志明老師に花束を贈呈した進学コース2年生の井上希さんは「普段の授業では学べないことがこの機会で学べたのでとても貴重な体験になりました。昨年見た「変面」も面白かったですが、今日の中国武術に興味を持ちました。やはり本場のものはすごいなと感じました」と感想を語っていました。
なお、この山梨学院高校での中国文化イベントは、1日の国内アクティブユーザー数1.2億人を誇る中国メディア「今日头条」にも掲載されました。
山梨学院大学孔子学院事務局