7月20日に健康栄養学部4年生が山梨県との連携事業として県民健康公開講座「踏み出そう!減塩への第一歩」を実施しました。

山梨学院大学は山梨県と連携し、県民の食生活への意識やスキルを高めることを目的に、県民の健康増進を目指した公開講座を平成22 年度より開催しています。

本年度は、平成26年度山梨県県民栄養調査において、食塩摂取量が60 歳代の男性は11.6g/日、女性は10.3g/日、70 歳以上の男性は12.1g/日、女性は10.3g/日であり、「健やか山梨21(第2 次)」の食塩摂取量の目標値である8g/日を超えていたことから、山梨県民の食塩摂取量を減らすことを目的に、減塩をテーマにした公開講座を実施しました。

公開講座では、普段の自分の食塩摂取量を振り返ってもらったあと、減塩の工夫について、「買い物編」、「食品表示編」、「食べ方編」、「料理編」の4つにわけてお話しました。「買い物編」では減塩調味料の活用について、また、「料理編」ではごま油やカレー粉、ケチャップを使用して減塩につなげる方法を紹介しました。

調理実習では、減塩の肉じゃがとして、醤油の量を半分にして代わりケチャップを使用した「ケチャップ肉じゃが」を調理して試食してもらいました。

実施後、参加者からは、「思っていたより醤油の量は少量でもよいことがわかった」、「減塩醤油でも美味しく食べられることを知れた」といった感想をいただきました。