山梨学院大学がカレッジスポーツ振興を掲げてから45年を超える年月が経過しました。全国レベルの大会での活躍は目覚ましいものがあり、多くのクラブが大学日本一を何度となく達成する過程で、世界の舞台で活躍する選手も多く現れてきました。山梨学院大学では、今後もカレッジスポーツセンターを拠点に、競技力の向上のために、学習支援や経済支援に力を入れるとともに、スポーツの国際化に取り組み高い目標を掲げ挑戦を続ける勇者たちを力強くサポートしていきます。1977年、「学生にたくましい人間としての基礎力を育み、学園に意欲と活力を与え、地域にさわやかな元気を送る」という哲学を推進する拠点として設立されたのが、山梨学院スポーツセンター(2006年に山梨学院カレッジスポーツセンターに改称)です。レスリング部とスケート部の2つの競技からスタートし、以降、ラグビー部、陸上競技部、ホッケー部、柔道部、水泳部、硬式野球部、テニス部(女子)、ソフトボール部(女子)、バスケットボール部、サッカー部、空手道部、ゴルフ部、バレーボール部が加わり、現在、強化育成は15競技におよんでいます。いずれのクラブも“大学日本一”を目標として掲げ、すでにそれを達成したクラブがあるだけでなく、オリンピックなど世界を舞台に活躍するアスリートを多数輩出するまでに至っています。2021年の東京オリンピック?パラリンピック2020では、OB?OG含め15名の選手が出場し、6名の監督?コーチ、1名の審判員が派遣され、山梨学院大学として初めて金メダル2個を獲得し、日本のスポーツ界に大きな貢献を果たしています。この間、選手の競技力向上と人間性の涵養を基本理念に、大学直轄の組織として優秀な指導者の確保と競技環境の整備を推進するとともに、学習面でのサポートにも力を注いできました。2022年に創設45周年を迎えましたが、これまでどおり強化育成の方針は揺らぐことはなく、社会的な評価と期待の高まりに応えるべく、学生スポーツ文化の創造と日本のスポーツへの貢献を目標に、優秀な選手と次代の指導者の育成に力を入れていきます。アスリートにとって究極の目的は、オリンピック?パラリンピック出場であり、在学中に切磋琢磨し果敢に挑む人、またそれをめざし入学する人もいるでしょう。そうした“夢を持ちチャレンジする気持ちにあふれた若い力”を育てていくことは、他大学では成し得ない“スポーツ文化の創成を担いこれまでに69名のオリンピアンを誕生させた山梨学院大学”だからこそコミット(責任をもってかかわること)できるのです。2016年、山梨学院大学にはスポーツ科学部が新設され、競技力の強化と科学的な知見の両輪が整いました。この2つを両輪に、これからの時代にマッチした形でアスリート人材と次世代の指導者の育成をめざしていきます。カレッジスポーツセンターセンター長下田 正二郎02挑戦の歴史は、さらに未来へ
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