山梨学院デジタルブック::山梨学院中学校学校案内
20/36

Yamanashi Gakuin Junior High School音楽の教科では、特に10月のオータムプロジェクトにおける校内合唱コンクールとの連携を図っています。プロジェクト期間に入ると、クラスごとに自主的に練習を重ねていきますが、その前段階として授業における合唱の取り組みが重要となります。そのような合唱活動の中で協調性を養い、リーダーシップのとれる生徒を育てることも目標の一つです。行事での合唱活動との連係を図りながら、音楽活動を通して一人ひとりの様々な表現力を高められるように努めていきたいと思っています。美術は他の教科と違い点数化することが難しい教科です。評価となるのは、上手、下手ではなく、自分の思いを作品として表現できたか、他者の思いをどれだけ受け入れられたかという点です。受験科目ではないので、美術を学ぶ目的を見つけられない人がいるかもしれませんが、美術は生きていくために必要な栄養、ビタミンのようなものだと思います。ノートを広げ板書する授業とは違った時間を、思う存分楽しんでほしいですし、時が経つのも忘れてしまうほど作品づくりに夢中になってもらえたらと思っています。音楽科主任 保坂恒太美術科主任 柳本睦美18クラシックからさまざまな国の音楽やあらゆる時代の音楽にまで親しみ、アーティスティックな活動を体験し、美しいものを音楽を通して文化を理解する心を養い、表現する力も高めていく音楽の基礎理論を学び、音楽を通してさまざまな時代や地域の文化について理解を深めます。また、歌唱と鑑賞の二本柱を軸に、校内での合唱コンクールなどの行事、さらにプロジェクト学習の取り組みとも連携を図りながら、豊かな表現力の養成や価値観の形成にも努めています。中学?高校での6年間は人生の中でも最も多感な時期であり、同時に最も成長が著しい時期でもあります。音楽科では、日本と世界の伝統的な音楽だけでなく、時代の異なる音楽など、生徒の心に訴えることのできる音楽に幅広く親しみながら、豊かな感性とゆとりある心の養成に努めています。作品鑑賞と制作を通して心の豊かさを養います美術には作品を目にして芸術的な美しさを感じる「鑑賞」と、自らの手を使って作品を制作する「表現」があります。表現には絵画、彫刻、デザイン、工芸の4分野があり、授業ではそれらをバランス良く学びます。同時に、道具の扱い方や新しい表現方法などをマスターし、3年次には学びの集大成として各学期に一つの作品づくりに挑戦してもらいます。身につけるのは、芸術家になるための技法?技術ではなく、実生活に応用可能なものづくりのための技術です。週1回の美術の授業を通して、豊かな情操を養い、生涯にわたり美しいものを「みる?創る?しる」ことへの前向きな原動力を養うことができるでしょう。「みる?創る?しる」豊かな心を養います豊かな感性とゆとりある心を育みます音楽美術

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る