3月12日(火)、大学内のメモリアルホールにて強化育成クラブ総会が行われました。昨年までコロナの影響で対面での開催ができませんでしたが、今年から4年ぶりに選手たちが集まり、約600名が一堂に会しました。
はじめに、青山学長から今年度の活動の印象と選手へのエールが送られました。

 その後、各クラブの代表選手から今年度の総括と来年度に向けた抱負が発表されました。
しっかりと前を向いて話す選手たちからは、大学日本一になるという静かな闘志がみられ、これからの一年にとても期待を感じました。

皆さんの応援が力になります!今年度も多くのご声援よろしくお願いいたします!

青山学長の式辞
 みなさん、こんにちは。本日は、山梨学院大学強化育成クラブ総会ということで全ての強化育成クラブが集合していますが、みなさんは今、どのような気持ちでここに座っていらっしゃいますか?みなさんのクラブでの2023年度の活動はいかがでしたか?
 これから各クラブから成績報告がなされます。インカレ優勝、連勝記録更新、プロ選手の輩出など、全国的にもメディアを賑わせたクラブもありました。地元の新聞やテレビをはじめ、毎日、山梨学院のスポーツについてのニュースを見ない日はないくらい、多くの活躍が報じられています。みなさんは自分自身のクラブのことでなくても、仲間の活躍は嬉しいでしょうし、他の学生たち、教職員、そして地域の方達にとっても、山梨学院大学の活躍は非常に力を与えてくれています。ありがとうございます。
 一方で、思ったような成績が残せなかったクラブもあるかと思います。記録が出ない、怪我をした、悔しい負け方をした。もちろん、スポーツの世界で結果を残すこと、結果にこだわることは重要です。一方で、そこに至るプロセスを振り返ること、思うような結果にならなかったことについて、謙虚に受け止めて、次に繋げる努力をすることも、また重要です。3月という時期は、学校にとっては一つの区切りです。途切れなく続く時間の中で、一度立ち止まって自分自身のこと、チームのことを振り返る良い機会ですので、皆さん今日は自分のクラブの報告、他のクラブの報告を聞きながら、ぜひ今年の自分を振り返ってみてください。
 山梨学院大学ではC2C、すなわちchallenge to changeを掲げていますが、大学ではこの挑戦というマインドについて「頂を目指す勇気」と表現したことがあります。「頂」というのはテッペン、頂上です。富士山の頂上を目指すように、高い志を持って欲しいということを表現すると同時に、私は「自分で自分の頂を決めて、そこに挑戦する」という意味も込めています。「頂」というものは必ずしも「優勝」や「全国制覇」といったわかりやすい「一番」だけを指しません。まとまりのないチームをまとめる、毎日〇〇を継続する、〇〇の気持ちを忘れない、といった「自分のありたいあり方」もまた立派な「頂」です。むしろ、周りからはわかりづらい、目立たないものをひっそりと自分の頂に据える勇気も持っていただきたい。誰かから称賛されるためのものではなく、自分が目指す高みを自分の軸で持つことができる、周りの評価に振り回されない、本当に自分が人間的にも成長できる目標を「頂」に設定してもらえたらと思います。
 本日の総会が、みなさん一人一人の次の目標を定める、有意義な時間となることを願っています。以上、学長の式辞といたします。