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山梨学院大学の国際共修

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山梨学院大学の国際共修

山梨学院大学GLCが推進する国際共修とは、「異なる言語文化背景を持つ学生が、正課科目や正課外活動で、対話を通じて互いの言語や文化を学びあうこと」をいいます。国際共修は、単に留学生と日本人学生が同じ空間に居合わせるだけでは実現できません。学生主体のディスカッションやプロジェクト遂行を通じて、多様な背景を持つ学生同士が互いのことを知るために対話を積み重ねることが不可欠です。対話では、自分の言いたいことが伝わらない、相手の言いたいことがわからない、相手のことばが理解できても考え方が理解できないなど、コミュニケーションの難しさに直面するかもしれません。一方で、自分のことばが相手に伝わることや相手の話が分かることの喜び、今まで考えてもみなかった発想や知らなかった現実を知ることができる面白さもあるでしょう。学生同士の多様性を意識しながら丁寧に対話を積み重ねることで、他者を知り、自己をより深く知ることができ、さらには新たな考えや価値観を創造することが可能になります。

また、山梨学院大学GLCでは、複言語複文化主義を大切にしています。グローバル化社会ではひとりの人間が、自分が自然に身につけた言語や文化だけではなく、異なる文化を理解し、異なる言語も使用することは珍しくありません。例えば、留学生は母語に加え、日本語?日本文化を学んでおり、日本人学生の多くが英語を学んだ経験があるでしょう。さらに言えば、同じ母語話者の中でも、出身地域などによって言語と文化にバリエーションがあり、日本人学生同士、母語が同じ留学生同士でも互いの言語文化から学ぶことが多くあります。その結果、例えばキャンパスで出会う多様な人々と挨拶をする時、相手に応じたことばが使えるようになる。小さなことのようですが、これは複言語複文化キャンパスを具現化する大きな一歩です。学生ひとりひとりが、国際共修の授業や諸活動を通じて互いの言語文化を学び、複言語複文化体現者となること。これが山梨学院大学GLCの目指す国際共修です。